住みたい町上位の常連! 横浜生活の魅力は、都市と港とプライベートの充実!
~PFU社員が語る!横浜市の魅力~

(フリック!編集長:村上タクタ)

2021.10.12

PFUロビー前の笑顔の女性

横浜本社在籍4年目になるおふたりにインタビュー

日本どころか、世界も活躍の場としているPFUだが、創業の地であり本社である石川県かほく市とは別に、横浜市みなとみらいにも横浜本社を設けているところが特徴的。

つまりは、PFUの社員は(もちろん、全国の拠点や海外支社で働いている人もいるが)大きく分けて、石川在住の方と、横浜在住の方がいることになる。

担当する業種によって、だいたいどちらに配属になるのかは決まっているようだが、横浜在住の生活の魅力はどこにあるのだろうか? それぞれ在籍4年になる里見友利奈さんと、社本絵里香さんにお話を聞いてみた。

冬になると、会社のあるみなとみらいのイルミネーションがきれい!

石川本社では製品の開発・生産などに携わる人が多く、横浜本社はソフトウェアの開発や営業に携わる人が多い。営業の場合、多くは横浜本社のほか、大阪、愛知に配属される場合もある。

まずは、兵庫県神戸市出身の里見友利奈さんに話を聞いた。

「最終面接で初めて横浜本社を訪れたときに、『ここで働けたらいいなぁ』と感じました。私の場合は、ひとり暮らしへの憧れもあって、実際に配属が決まってからは新生活がとても楽しみでした。」と里見さん。

エントランスホール。天井までの吹き抜けから自然光が差し込む和みの空間

PFU里見さん。横浜本社のエントランスホールは、ちょっとしたアート空間。

ちなみに、どんな経緯でPFUを選んだのだろうか?

「ちゃんとモノ作りをしている会社に勤めたかったので、メーカー希望でした。PFUはスキャナーや組込みコンピュータなど、ニッチな分野でしっかりと世界トップシェアを持っているところに惹かれました」

ご出身は兵庫県神戸市というから、いずれも関西と関東を代表する港町だが、神戸と横浜はどんなところが違うだろうか?

「やっぱり、横浜の方が人口規模が大きい感じがしますね。会社のあるみなとみらいは、冬になるととてもきらびやかなイルミネーションが飾られたり、いろんな種類のショッピングモールがあったりします。神戸にもあるんですが、横浜の方がいろんなエリアがあるというか、選択肢が多いですよね。ショッピングモールも数々あるし、赤レンガ倉庫のような遊びに行くエリアでも数多い選択肢があります。スケールが違う感じがします」

定番だが、赤レンガ倉庫や、大さん橋は素敵

横浜のお勧めスポットを教えていただけるだろうか?

「月並みですけど、赤レンガ倉庫とかよく行きますね。景色もきれいで海辺で気持ちいいですし、いろいろな飲食店が入っていたり、イベントをやっていたりして楽しいです。今みたいな状況になる前は、オクトーバーフェストで世界の料理を食べながらビールを飲めたり、冬にはスケートリンクが作られたり、大きなクリスマスツリーが飾られたり」

赤レンガ倉庫前でスイーツを味わう笑顔の女性

赤レンガ倉庫前で。海からの風が心地いい。

赤レンガ倉庫は、『港ヨコハマ』を象徴する大正時代初期に建てられた歴史ある保税倉庫。平成になると同時に使われなくなり、しばらく廃虚となって、まれにテレビや映画の撮影などに使われるようなちょっと寂れた場所だったが、平成14年にエリア全体が『赤レンガパーク』として再整備され、ファッショナブルな観光スペースとなっている。

「ベタですけど、好きなのは大さん橋ですね。すごく大きな船が泊まってるんです。建物の作り自体もとても面白いんですよ。上が船の甲板みたいに木の板でできているんですが、複雑な傾斜が作られていて。その上から、海とみなとみらいの街並みを見るのがとても好きなんです」

大さん橋は、歴史的に古くから桟橋だった場所。明治27年に完成した鉄桟橋のあった場所で、以来、税関桟橋、横浜桟橋、サウスピア……と名前を変えながら、みなと横浜の玄関口であり続けた。現在の大さん橋旅客ターミナルができたのは2002年。超大型豪華客船2隻、3万トンクラスの船なら4隻が同時に着岸可能。また、一般の観光客が自由にデッキの上を歩き、停泊してる豪華客船や港に泊まる船を見ることができるのも特徴だ。美しい風景と、異国の香りを感じられるのが魅力。また振り返ると、ジャック、クイーン、キングと呼ばれる横浜三塔、つまり横浜市開港記念会館、横浜税関、神奈川県庁を見ることができる。いずれも大正時代から昭和初期に建てられた、横浜らしい洋風建築だ。

いろんな文化が、横浜から始まっている

「あと、定番なんですけど、中華街での食べ歩きも楽しいです。バイキングみたいに、ちょっとずつ美味しいものを食べます。春巻や焼売、肉まんなど、お店ごとに味も違ってとても楽しいです。行くたびに違うお店に入ってみると、また違う味や雰囲気が楽しめます」

横浜中華街を楽し気に歩く女性

中華街をそぞろ歩き。美味しいものがたくさん。

メジャーな場所が続いたが、里見さんならではのお勧めスポットはあるだろうか?

「他の方がどう思うかは分かりませんが、横浜駅から東白楽駅に延びる東横フラワー緑道を散歩するのが好きです」

フラワー緑道は東急東横線の地下化によって出来た場所に設けられた緑道。横浜駅の西口から始まり、明るい花に満ちた緑道が続いている。地下化された東横線と並行して走っているので、いつでも電車に乗れるし、周囲に飲食店も豊富にある。全体に鉄道を模したレール状に平行した敷石がしつらえられ、一部には埋められた線路や、トンネルなどが残されており、東横線が地上を走っていた時代を偲ぶことができる。

線路を思わせるレール状の敷石が特徴的な緑道

線路を思わせるレール状の敷石が特徴的な緑道

横浜市内には、江戸時代末期の横浜港開港以来の歴史的史跡が数多くある。

「ガス灯、鉄道、電話、写真……など、欧米から横浜の港に伝えられ、横浜で日本初として実用化されたものは数多いんです。それらの史跡や、記念碑を見て歩くだけでも、とても楽しいですよ」と里見さん。

満員電車に長時間乗らなくていい場所に住める

では、次に石川県出身の社本絵里香さんにお話を聞いてみよう。彼女もちょうど4年目。里見さんと同じく、入社してから数年はコロナ禍に陥る前の横浜の街を体験してる世代だ。

「職種をSEに絞って就職活動をしていました。マンガが好きで、絵を描くのが好きなので、アニメ業界やマンガに携わってみたいなというのが、学生時代の夢でした。だから画像を扱う仕事に就きたいとも思っていました。それと出身地である石川にゆかりのある企業に入社したいと思っていました」と社本さん。

現在はドキュメントエンジニア部で、PFU製品、DynaEye、スキャナーの導入サポート、OCR製品導入時のデモなどを行っている。

「私もSEを希望していましたから、入社前から横浜勤務になることは知っていました。石川勤務希望ではなく、都会に出たいと思っていましたから、最初からそのつもりでした。入社してから、オフィスやオフィスの周りのみなとみらいの街がきれいなことに驚きました。でも、地方の出身なので、満員電車は大変だなと。だから、あまり長時間満員電車に乗らなくて済む遠くない場所に住みました」

舗装された広場を歩く二人の女性。

横浜アイマークプレイス前の広場にて。社本絵里香さん(左)と里見友利奈さん(右)

石川時代にはクルマでの外出に慣れていたから、混んでる電車での外出はあまり得意ではないという。家が好きなので、あまり外出はしないが、それでもコロナ禍に陥る前には、出張があったら、そのまま先輩と飲みに行ったりしたという。

駅の壁面全部がマンガのキャンペーンでウォールジャック!

「マンガが文化として扱われていて、渋谷に行ったら『呪術廻戦』というアニメの巨大広告が出てて、駅の壁面全部がジャックされていました。こういうのは首都圏にしかないからとても面白いです」

その他にどんなところに行ったのだろうか?

「あまり人の多いところが得意というわけじゃないので、いろんなところに行ってはいませんが、里見さんも言っていた赤レンガ倉庫や、大さん橋には行きました。中華街ではよく占いに行きます」

占い?

「横浜の中華街にはいろんな占い師が店を出しているのです。占星術から、姓名判断、手相や、タロットカードなど、さまざまな占い師の方々がいます。1000円ぐらいで観てもらえるお店から、1万円以上するようなお店もあります」

当たるのだろうか?

「私は……占ってもらうというよりは、自己肯定感を求めていきます。占い師さんはたいてい、『あなたのいいところはこういうところ』『これからこんないいことが起こる』とポジティブなことを言ってくれます。ちょっとメンタルが辛い時などに、そういう肯定的な話を聞いて、自分の気持ちを立て直すのに利用しています」

それは興味深い占いの利用の仕方。ある意味、メンタルヘルスケアの役割を占い師が果たしているということかもしれない。そう言われてみると、昔からそうだったのかもしれない。

「あとは、夜のドライブで通ったベイブリッジが素敵でした。横浜港に入港する船が通れるように、すごく高いところを通っているのですが、横浜の夜景が一望できます。華やかな夜景も地方にはない楽しみですね」

横浜の夜景

都会だけど、都会過ぎないところが魅力

おふたりに聞きたいのだが、横浜に住むってどういう感じだろうか?

「やっぱり、大都会に住む楽しみというのはあると思います。ショッピングモールもたくさんあるし、流行のものでも何でも手に入ります」と里見さん。「その一方で東京ほど都会過ぎないという安心感もあります。地方から就職で東京に出てくるとなると、長時間の通勤、満員電車など、あまりに人口密度が高過ぎるのでストレスが大きいかもしれません。でも、横浜は十分に都会なのに、会社からそう遠くないところに住めるレベルの家賃の家がありますし、ちょっと離れれば、普通の住宅地だったり、畑や田んぼがあったりする場所もあります。都会の息苦しさがない感じがします。さらに、東京に行こうと思えばすぐに行ける。仕事で住むにあたって、横浜だから良かったというのは、都会なのに都会過ぎないところだと思います」

「そうですね。私も都会過ぎないところがいいと思います」と社本さん。「それでいて、冬のみなとみらいのイルミネーションはとてもきれい」

『いい人がいっぱい』と言い切れる会社

では、地方から出てきて3年と少し勤めたPFUはどんな会社なのだろうか? エントリーを検討している人にアドバイスがあれば。

「スキャナーを作っている会社ですから、事業としてペーパーレスを推進してるのが素晴らしいです。社内の仕事から紙の利用を増やさないように意識しています。また、今はコロナの影響もあるので、かなり特殊な状態ですが、以前から在宅勤務やフレックス勤務などが浸透していて働きやすい職場です。たとえば時間休を取って平日に歯医者さんに行ったりも出来ます」と里見さん。

「そうですね。現在は2週間に1回程度出社するような在宅勤務が続いているのですが、そういう状態でも先輩や同僚といろいろコミュニケーションもあって、働きやすいと思います」と社本さん。

社風というか、社内の雰囲気はどうだろうか?

「偏見かもしれませんけど、関西にいた頃は関東には冷たい人、意地悪な人が多い……と思っていましたが、PFUで仕事している限りはそんなこと全然感じないです。みなさんとても親切でいい人が多い。お勧めの会社です」と里見さん。

「そうですね。本当に」と社本さん。「本社が石川にあることもあって、石川出身の人の割合も普通の会社より多いので、安心して働ける気がします。やっぱりちょっと困った時に、同郷の人に悩みを聞いてもらうと安心な気がします。そして本当にいい人が多い。いい人でいっぱいです」

取材とはいえ、おふたりともが『いい人がいっぱい』と言いきれる会社はなかなかない。

みなとみらいなどのきらびやかな都会の魅力と、少し離れれば都会過ぎない場所がある横浜。大都会過ぎて、ひとによってはちょっと気後れしてしまう感じもする東京に対して、比較的会社の近くに住める街、親しみやすい街であるというのも、勤務する街としては魅力的とのことだ。

コロナが収まれば、また街を歩き、名所を回り、美味しいものを食べる日々が帰ってくるだろう。おふたりもその日を楽しみにしているとのことだ。

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