「いつどこに転勤になってもOK!」世界で活躍するビジネスアナリストを目指すチャレンジ

2021.2.12

誰もが不安に思う海外転勤だが……

「いつ、どこに転勤になってもOKですよ!」と言うのは、イメージング事業本部 ビジネス推進統括部 企画部の糸山剛史さん。2011年入社の33歳だ。

「海外に転勤」となると、誰しも少しは怯むもの。言語の問題であったり、「海外の生活になじめるだろうか?」「治安はどうだろう?」「現地社員や、関係各社の人とうまくやりとりできるだろうか?」……と不安になるのが当たり前だと思う。

イギリス赴任時に本場の競馬場にて。

しかし、糸山さんはいつ、どこに転勤になってもいいのだという。アクティブで社交的な糸山さんのライフスタイルの話を聞いてみた。

ポイントは、笑顔で、本音で話すこと

ご存知のように、現在PFUには数多くの海外営業拠点がある。アメリカのカリフォルニア、カナダのトロント、イギリスのロンドン、ドイツのミュンヘン、イタリアのミラノ、スペインのマドリッド、ブラジルのサンパウロ、コロンビア、シンガポール、中国の上海、深圳、香港……などなど。糸山さんは、それを統括する海外営業統括部に6年間いた。

そのうちに、今年(2020年)の6月に帰国するまでは、3年半、ロンドンに赴任していた。その前は、2カ月ほどブラジルのサンパウロにいて、実は今年の6月に帰国したあとも、すぐにサンパウロに赴任するはずだった。残念ながらコロナ禍でサンパウロ赴任の話はいったん取りやめになってしまったのだが。

糸山さんが目指しているのはビジネスアナリスト。PFUの製品・サービスで顧客に価値を生み出すために一連の営業ビジネスプロセスを最適化する。これまでの仕事の進め方を見直し、非効率な部分を解消し、仕組みとして効率的に仕事が進むようにする。「仕組み作り」に注力している。

「社内のプロセスを大きく変えて、新しい仕組みが使われるようにする。システムとして仕事が上手く進むようにするのが仕事です」と言う。

PFUの商品を活用したワークフローを提案する糸山さん。

しかし、多くの人は従来の仕事の仕方を変えたくないもの。海外に行って、外国から来た糸山さんが仕事の流れを変えたりして抵抗されないのだろうか?

「多くの場合、現状の仕事で手いっぱいだから、現状への不満はあっても仕事の流れを変える余力がないんですよね。私は調整役だと思っています。距離感をつぶして、本音でしゃべると、向こうの人だって「オッ!」ってなりますよね」

達成すべき予算を作り、コストを下げることによって最適化して利益を上げられるようにする。理不尽なことを言わなければならないこともあるから、常に笑顔。笑顔で指摘する。怒るのも笑顔なのだそうだ。

ロンドンのオフィスの同僚達と。

はじめての赴任先のサンパウロは治安が……

生まれは、佐賀県の唐津。中学の時に、オーストラリアのシドニーに2週間の海外研修の機会があった。気になって、学校のプリントを机の上に置いていたが、期日が来ても親に切り出せなくて諦めてゴミ箱に捨てた。そしたら、お母様が「行きたいなら、行ってらっしゃい」とゴミ箱から書類を拾って申込みをしてくれたのだという。

シドニーに着いた最初の夜には、13歳の糸山さんは「なんて遠くに来てしまったんだろう」と、ホームシックにかかったのだそうだ。しかし、それを乗り越えてから、海外に行くことに消極的になることはなくなったという。

大学は大阪大学の外国学部でスペイン語を専攻。スペインのバルセロナに7カ月留学。そこではインターンも経験した。日本人とは考え方が異なる人たちと知り合いたかった。お互いに好きになるか、嫌いになるかわからない。いろんなものがセンセーショナルだった。

学生時代の留学の思い出の地バルセロナのサグラダファミリアを昨年再訪。

「九州に生まれて、大学で関西、そしてPFUに就職することで関東に来ました。一箇所に身を置く気がしないのです。知らないことを知ることで、可能性は無限にあると思っています。だから、できれば一度住んだ町には戻らず、新しいところに住みたいって思っています。」

ブラジルでは、PFUの支社のあるサンパウロで働いた。都心部のパウリスタ通りの近くの富士通ブラジルのオフィスが職場だった。住んでいたのはサービスアパートメント。家具などが付属している、日本でいうウイークリーマンションのような所だ。

ブラジルはポルトガル語を使う。大学で専攻したスペイン語はポルトガル語に近い言語なので、おおいに役に立った。同じではないがおおまかな言葉の意味は分かるという。

どこに行っても得意の語学力で現地の人との会話を楽しむ。

サンパウロの治安は良くなかった。夜も10時を越したら、絶対にひとりで出歩いてはいけないと言われた。近くてもタクシーを使わなければならないと。実際に銃を使った強盗事件なども多く、そのアドバイスが適切だったことはすぐに分かった。

「日本のように、スマホを見ながら歩くというようなことは絶対にありません。そんなことがあればすぐに引ったくられてしまうし、周囲を見渡してないとバッグを引ったくられたりもします。どうしても街角でスマホの地図を見たりしないといけない時には、壁に沿うようにしてこっそりと地図を見なければなりません」

そこまでしなくてはならなくても、海外の生活は刺激的で楽しかった。

治安の悪かったサンパウロだが、新しい経験は刺激的だった。

ランニング、登山、旅、スノボ……と多彩な趣味

趣味も多彩だ。ランニングは月に多い時には300kmを走る。10kmを45~60分ぐらいのペースで走るという。

「走っている方がアイデアが湧くんです」と言う。

丹沢の塔ノ岳に登山。走るのも登山も好きだ。

学生時代はバスケットボールを楽しんだ。山登りも好きで、最近では秩父の二子山や、丹沢の塔ノ岳に登った。ウィンドウサーフィンや、スノボも楽しむ。

スノーボードも好き。仲間と滑るのはとても楽しい。

3年半住んだロンドンからも、いろいろなところに旅行に出かけた。

エジプトのシナイ半島にて。語学も得意だし、旅をするのも好きだと言う。

ロンドンでは同じように日本から赴任している日本法人の仲間を20~40人集めて、情報交換のための飲み会を主宰した。結婚して子どもがいるような人はそれぞれのコミュニティに入る機会があるので、自由な時間の長い独身の人ばかりを集め『独身会』と名付けていたそうだ。

また、ロンドンの友人と組んで、イギリスのワインマラソンにも参加したと言う。

フランスのメドックでマラソンがあるように、イギリスにもワイナリーをめぐるマラソンがある。
温暖化の影響もあって、最近はイギリスでもワインが多く造られているという

いつも新しいものに触れて、どう自分が変わるか楽しみたい

コロナ禍があるていど収まるまで日本に留まらざるを得なさそうだが、これからもチャンスがあれば海外のいろんな国で働きたいという。

イギリスの海辺にて。また、世界で仕事をして、旅を楽しむ日々が戻ってくるのが楽しみだ

「いつも新しいものに触れて、どう自分が変わって行くのか楽しみたい」と糸山さん。

TOEIC 935点、ビジネス数学検定2級。今後はビジネスアナリスト系や、簿記などの取得も目指している。常に自分を磨くことを怠らないのだ。

この年末年始には、箱根駅伝のコース(約220km)を走ってみたいと計画しているという。今のような状態でもチャレンジを怠らないのだ。

コロナ禍が終わったら、また海外赴任のチャンスがあれば、いつでもどこでも行きたいという。糸山さんがどこに勇躍して旅立つのか楽しみだ。

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